我が輩はプテラノドンである。〜沈黙の夜に生まれたギャースの奇跡〜

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我が輩はプテラノドンである。なぜかプテラノドンである。

「どうしてプテラノドン名乗っているんだって?」

「なんでいつも語尾にパタパタつけてるんだ?」

いや、そんなことは誰も聞いていないか……

リビングの沈黙を破る、万能の呪文「ギャース」

とにかく、どうして我が輩がプテラノドンなのか、そのわけを今ここで明かそう。

そもそもは我が家のリビングから始まった。

うちの夫婦は、ふとした拍子に会話が途切れ、沈黙が流れることがよくあった。

そんな時、ダンナである我が輩は、その気まずい空気をフッ飛ばすためにいつもこう叫んでいたのだ。

「ギャース!!!」

突然の恐竜の咆哮に、リビングの空気は一変する。

そう、我が輩は「ギャース」の一言で、夫婦の場を盛り上げようとしていたのだ!

それ以来、我が家で何かしらの問題が発生したときも、 「ギャース!」

嬉しいことがあって大興奮したときも、 「ギャース!」

万能の呪文のように叫んでいたら、気づけばいつの間にか、我が輩は人間からプテラノドンへと進化を遂げていたのである(← なんだそれ?)

ダンナでも恐竜でも同じ? 我が輩がパタパタ羽ばたく理由

おそらく、毎日これを間近で見ているうちの奥さんからすれば、「まぁ、ダンナでもプテラノドンでも、中身はたいして変わらないわね」 と、涼しい顔をしているにちがいない

だから、我が輩はプテラノドンでいいのだ。

この姿のほうが、家中を縦横無尽にパタパタ飛び回って先回りできるし、ご褒美グミを狙って「ククク……」と不敵に笑うのにも好都合なのである。

だから次回からも我が輩プテラノドンと奥さんのよくわからない日常を綴っていくものと思われる。

(と言いながら、今日も奥さんの笑顔の先回りをするために、パタパタと大空へ飛んでった……。ギャース!)

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