我が輩プテラノドン(わからない人はこちら)は日々グミのごほうびになるネタはないかキョロキョロしている。
そんな我が輩のレーダーが捉えたのは、シンクにポツンと残された、まだ洗っていない「うるし塗りのおわん」だった。
うるし塗り。それは、扱いを一歩間違えれば一瞬で傷んでしまう、デリケート極まりない伝統工芸品。 奥さんに洗い方を聞けば確実だが、我が輩はあえてそれをしない。なぜなら「言われなくても先回りして完璧に動いてくれる人」をアピールした方が、ご褒美の取り分(グミの量)が増えるからだ。ククク。パタパタ。
難攻不落の伝統工芸品。我が輩の前に立ちはだかる「うるし」
前々からうちの奥さんに「うるしはすぐに洗って、すぐに拭くこと」とは聞いていた。しかし、「どう洗うか」の詳細は聞いていない。 ここからは、我が輩の野生の勘(プテラノドン・インテリジェンス)だけが頼りだ。
「うるしは繊細だから、刺激のある冷水はダメだろう。ならばお湯か? いや待て、熱湯すぎても漆がハゲそうだ。ということは、絶妙なぬるま湯……!」
さらに、スポンジを構える我が輩の翼が緊張で震える。 「固い面でこすったら一発アウトだ。ここは絶対に、赤ちゃんの肌を撫でるかのように柔らかい面だけでいくべし!」
ちなみに、我が輩が伝統工芸品を無傷で統治するために召喚した、漆を絶対に傷つけない究極に優しいスポンジがこれである。デリケートな食器を守るためのマストアイテムなのだ。
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完璧なるステルス任務。そしてピングレの輝きへ
脳内で完璧なシミュレーションを終え、いざ実践。 息を呑みながら、優しく、優しくおわんを洗い上げていく。これはいけるぞ……! 仕上げに、奥さんの言いつけ通り光の速さで水分を拭き取った。任務完了である。
(のちに起きてきた奥さんに恐る恐る確認したところ、洗い方は100点満点とのこと!よかよか!パタパタ)
これで我が輩のグミの安定供給は間違いない。 最近狙っていた、あの憧れの「ピングレ(ピンクグレープフルーツ)のグミ」だって、我が輩の手中に収まったのだ。ククク。ギャース!
我が輩の命がけ(?)のステルス家事の対価としてせしめた、甘酸っぱさが脳を癒す至高のピングレグミがこれ。苦労した後に食べるこの味は、まさに120点満点の大ご褒美なのだ!
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「相手に聞けば1秒でわかることを、あえて自分で必死に考えてやってみる」
一見すると遠回りに見えますが、相手の立場になって「どうされたら嬉しいか?何に気をつければいいか?」を真剣に妄想するプロセスそのものが、実は最高の思いやりだったりします。
みなさんも、パートナーが大切にしているお気に入りの道具(お鍋や、ちょっと良いグラスなど)を洗うときは、あえて「プロの執事」になりきって、真剣に優しく洗ってみてはいかがでしょうか?
その緊張感の分だけ、次に買ってもらえるおやつの味が、何倍も美味しく感じられるかもしれませんよ!パタパタ。
(余談だが、使うほどにツヤが増し、洗うたびに愛着がわく我が家愛用のペアうるしおわんをここに置いておく。あなたも大切な人と、このインテリジェンスな『育てる楽しさ』を共有してみてはいかがだろうか。ククク……)
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